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2009年7月の記事

7月 28, 2009

『張建国 唱腔精選』全曲CD化

1997年に発売された『張建国 唱腔精選』がこの度全曲+伴奏が入ったCD4枚組として発売されることになりました。

これまではカセットテープ3本と、その中から選りすぐりの十曲が入ったCD1枚が発売されていましたが、世の中のデジタル化に伴ってカセットテープでしか販売されていない部分の曲のデジタル化が強く望まれていて、数年前からCD化の話はありました。また張建国さんの人気上昇によって、奚派の票友(アマチュア愛好家)が増加し、伴奏音楽(つまりカラオケ)の需要も増えていたそうです。

詳しくは、こちらのブログの記事を御覧下さい↓

「奚派国韻 悠悠繞梁」(張建国戯迷倶楽部のブログ)

張建国さんの京劇の歌声が入った曲のCDが2枚、伴奏だけのCDが2枚、それが歌詞や舞台写真などが入った豪華な写真集のような本とセットで販売されるようです。音源は97年に発売されたカセットと同じ96年録音のものらしく、張建国さんの喉が絶頂期の録音です。
予定販売価格60元(約900円弱)と、比較的良心的な値段になっています。



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7月 24, 2009

玉三郎さんの昆曲『牡丹亭』上海公演日程【暫定情報】

中国のブロガーが、玉三郎さんの昆曲『牡丹亭』(中日版『牡丹亭』)の上海公演の日程が、11月17日から22日まで(中国伝統劇の同一演目の公演にしては異例の長さ!)という情報を教えてくれました。

中日版関係のサイトや、上海のチケット販売のサイトでは、まだ情報が出ていないのですが、とりあえずの情報としてお考え下さい。遠征をお考えの方は参考までに…

会場についての情報はまだありません。京劇など伝統劇がよく上演されるのは、天蟾舞台でなので、中日版もそこでやる可能性が高いと、私は予想していますが、10月1日から3日まで蘇州昆劇院が青春版の『牡丹亭』を上海の東方芸術センターで上演します。11月17日から22日までの間には東方芸術センターには他の公演が複数入っているので、中日版は東方芸術センターではないようです。しかし蘇州公演の前例もありますし、東方芸術センターも候補として上げておいていいと思います。

天蟾舞台は普通の劇場です。客席の配置が私が行ったことのある中国の劇場の中で一番舞台が見やすくなっています。東方芸術センターは数年前に出来た、海外のクラシックコンサートなどが開かれるバブリーな会場だと思います。

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7月 18, 2009

大阪松竹座『NINAGAWA 十二夜』

Shochikuza200907b_handbill16日の昼の部を見てきました。でもなかなか感想が書けなくて、正直言って困っていました。なぜ感想が書けないのか。心に残るものがないのです。原作の『十二夜』そのものがシェークスピア作品の中では軽いタッチのものだった記憶があるのですが、それにしてもこの空虚感は一体何なのでしょう?

菊之助くんはきれいだったし、見事に二役をこなしていました。
またこの作品はシェークスピアをちゃんと歌舞伎にしていました。でも、ただそれだけ、という気がしないわけではありません。

冒頭から船が難破するあたりまでは、私はひたすらスーパー歌舞伎を思い出していました。松竹座は歌舞伎座よりも随分狭いのでしょうね。冒頭の楽隊と錦之助さんの位置が近すぎる気がしました。音がセリフとかぶると、3階からは少し聞こえづらく感じる時がありました。

それよりも錦之助さんの左大臣。衣裳といい、セリフといい、『カグヤ』の帝かと間違えるかのような姿でした。私は信二郎時代の錦之助さんが参加されていた頃のスーパー歌舞伎の舞台は見ていないのですが、松竹座で初めて見たスーパー歌舞伎は『カグヤ』でした。その舞台を思い出してしまった…

その後には船のシーンと菊之助さんと段四郎さん。「おもだかや」のかけ声がかかる中で、私は「段四郎さんは、スーパー歌舞伎ならもっと良い役をもらえていたのに、今の位置に満足されているのだろうか。それとも亀治郎さんに道を残すために敢えて歌舞伎界の主流の方に戻られたのだろうか」とか、あれこれ思いを巡らせていました。そして早変わり(私が見た中では『ヤマトタケル』)に女性が男性を演じるという趣向(『新三国志Ⅰ』)。最後は船の難破シーン(『ヤマトタケル』)。私は『八犬伝』はこの目では見ていないのですが、鏡を使うのも『八犬伝』でやっていたそうですし、これでスーパー歌舞伎を思い出すなという方が酷というものでしょう。ここまでかぶっていると、あえて意図的にやっているんじゃないかと勘ぐったりもしました。

*次のシーンはたしか亀治郎さんの麻阿が登場する場面だったと思いますが、このシーンでも背景は鏡でした。全体的に背景に鏡を使いすぎで、三階からでも目がちかちかしてきました。1階のお客さんはもっとちかちかしなかったのだろうかとちょっと心配しました。なんでもメリハリが必要でしょうね。普段歌舞伎を見慣れた日本の観客には、新鮮かも知れないけど、ロンドンの観客にはもっと純粋な歌舞伎のセットに近いセットを使った場面があった方が良かったのではないかと思いました。

*菊之助くんをめぐる話と菊五郎さんをめぐる話の二つの軸のバランスがうまくとれてなくて、どちらも中途半端な描き方になってはいないでしょうか? 織笛姫の恋心よりも麻阿の意地悪さの方が印象に残っているというのは、時間配分に問題があるのではないかと思います。織笛姫のくどきの場面を作ってもいいのでは? ラブコメディのはずなのですが、その部分をしっかり描いていないように思いました。

*休憩が終わってすぐの場面。獅子丸が左大臣の前で踊りを披露する場面があります。やりたいことはわかるのですが、なぜ獅子丸が突然女性の姿(阿国のような姿)をして左大臣の前で踊っているのか、不可解でした。ここでの踊りは、小姓の姿か女性ならお能の衣裳っぽいものでやるべきだと思います。私は原作を忘れてしまったのですが、ここで獅子丸が女性の扮装をするのはおかしいと思いました。

*この日は、菊五郎さんの坊大夫のセリフが前のシーンとかみ合わない部分が数カ所見受けられました。間違っておっしゃったようには聞こえなかったので、原作がそうなのか、その間にカットしたシーンがあるのかわかりませんが、変に聞こえました。

【個別の感想】
*私は時蔵さんが好きなので、滅多に関西に来られない時蔵さんが今回松竹座で見れて、とてもうれしかったです。でも最初に出てきたときの打掛みたいなものの、えんじ色というか茶色の色はなんとかできなかったのだろうかと思いました。下の赤い着物と合っていないし、時蔵さんと菊之助さんの年齢差がわかってしまって、もったいない。

*松也くん、かわいかった。

*後ろのかけ声のおじさんたち。うるさかった。

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7月 12, 2009

大阪市立大学文学部特別授業:上方文化講座

少しずつ名前が変わっているような気がするのですが、毎年やっているようです。
久しぶりに見てみたら、HPが随分きれいになっていました。

大阪市立大学文学部特別授業:上方文化講座

http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/lit/lect/kamigata/index.html

8月末に行われる2009年度の講義の受講生を現在募集中のようです。

この講座は京都造形大の「日本芸能史」のように、文学部の講義を一般にも公開するという形になっているようです。造形大と違うのは、通年ではなく、3日間ぶっ通しの集中講義であること(楽なのか、きついのかは判断に苦しみます…)、申し込みにかかる郵送料を別にすれば受講料が無料だということ(大阪市の財政状況を考えれば、数千円ぐらい取っても罰は当たらないはず…)、ただし申し込む時に受講動機を書く必要があること(何をどう書けば良いのでしょう…)、また抽選になる可能性があることです。募集人数は70名とありますが、毎年100名ぐらいは入れているようです。

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7月 09, 2009

日本舞踊アカデミーASUKA 45周年記念公演

最近、ココログの検索で「日本舞踊アカデミーASUKA」のキーワードが出てくるようになったので、何かあるのかと思って検索してみたら、こんな記事が出てきました。

スポーツ報知大阪版
市川右近、父・飛鳥峯王の傘寿を祝う

日本舞踊アカデミーASUKA 45周年記念公演
7月16日、17日 サンケイホールブリーゼ

一、「壽式三番叟」市川右近

二、「ブロードウェイメドレイ決戦」
飛鳥峯王、飛鳥珠王、飛鳥左近、日本舞踊アカデミーASUKA

ミュージカルの曲に合わせた日本舞踊の演目の前に、右近さんが三番叟を踊られるそうです。

公演の詳細は飛鳥紅梅さんのHPを御覧ください。

飛鳥紅梅創作日舞 紅梅会

飛鳥流の日舞は、日舞にあまり親しみのない人でも、飽きずに楽しんでみることができるように思います。何がどう違うのかは、私にはさっぱりわかりませんがcoldsweats01 

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湖南電視『天天向上』男旦+花旦(動画)

先週に放送された湖南テレビ「天天向上」の映像です。
動画1,董飛『梨花頌』(楊貴妃)、楊磊『鎖麟囊』

動画2、董飛さんが日本人タレント矢野浩二さんと日本語の会話をする場面と、楊磊さんが打ち合わせの時に書いたという絵をとりあうシーン。
矢野浩二さんはこの番組ではいじられ役で、最初に「中国に来て7(8)年になりますが、日本語があまりうまくないので」といじられています。

動画3、花旦グループ。二人目の紅い服を着たのが「紅娘」です! 可愛いのでぜひ見てくださいhappy01

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湖南電視『天天向上』武生編(動画)

以前紹介したことのある、中国のバラエティ番組『天天向上』で、この6月に京劇の武生の特集をした映像をご紹介します。動画が始まる前にCMが入りますが、その後は少し時間をおけば順調に見れるはずです。番組は1分ほど映画の映像を使った中国の英雄の紹介から始まります、1分すればスタジオの映像になって京劇が始まります。

この番組は若手の京劇俳優さんが出ることが多いのですが、この回は、何度も来日公演をしたことのある葉金援氏が京劇の若手武生俳優さん数名を従えて、登場しています。ちょっとびっくりしました。
若手の武生さんの中には3年前の三国志の時に来日した王璐さんもいます。

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7月 07, 2009

天津での劉錚さん『貴妃酔酒』写真

劉錚さんのご好意で、先日天津大戯院での『貴妃酔酒』の舞台写真を、このブログにも載せちゃいますhappy02 ありがとうございますlovely ほとんどの写真がセピア色なのがちょっと残念ですが… 

(この写真は、最近の公演を日本のファンの方にも紹介したいという劉錚さんのご好意で、ここに載せているもので、もちろん無断の転載や他での使用をお断りします。)

写真撮影:「硯声秋語」さん

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7月4日天津での劉錚さんの『貴妃酔酒』の映像

先週7月4日に天津で劉錚さんが『貴妃酔酒』を演じられました。
その舞台を撮影した映像が出ましたのでアップします。
おそらく観客の一人が撮影したものですので、画像があまり良くないのはご寛恕ください。
でも唱はちゃんと聞けます。 劉錚さんは唱がどんどん良くなっている気がしますね。

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7月 05, 2009

民音HPに今秋国家京劇院来日公演『水滸伝』特設ページ

民音のHPに今秋の国家京劇院来日公演の特設ページが出来ていました。

http://www.min-on.or.jp/kyogeki2009/index.html

作品の内容についてはこれまで明らかにされていた内容とあまり変わりませんが、公演の日程が初めて明らかにされました!

前回と会場がかなり違いますので、ご注意ください。今回は北海道にも行くようです。

関西には12月にならないと来ないようですね…。早めにレポートできないのが残念です…

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7月 02, 2009

MOVIX京都での『牡丹亭』は7月10日まで上映

7月3日以降の上映が未定だった、シネマ歌舞伎特別編昆劇『牡丹亭』は7月4日から7月10日までは午前10時30分からの一回上映になり、10日まで上映されます。

東京、東劇も10日までです。11日からは『怪談牡丹灯籠』が上映されます。

詳しい日程はこちらを御覧ください

http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

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